思考法

最初から諦めるという万能解決策

初めてのことをやるときに
私達は理想の状態を思い浮かべてから取り組みます。

少なくとも目指したい状態ぐらいはあると思います。

例えば、この記事。
私はこんな思考プロセスを経ています。

今日はどんな記事を書こうかなと考えて、、、

  1. 過去に途中まで書いた記事を読み返し、校正しようとして挫折
  2. 以前思いついた記事ネタから書きやすいものを選ぼうとして挫折
  3. 好きな記事からヒントを得て書こうとして挫折

という流れを経て、今この記事を書いています。

自分の頭の中では、こういう記事を書きたいというイメージがあって、理想の記事を書くためにはどうしたらいいかを考えて模索していたわけです。

しかし、結局記事は全く書けませんでした。

じゃあなぜ今記事があるのか?

理想の記事を実現できない何かしらの理由があった私には選択肢があります。

  1. 理想の記事を書くための方法を模索し続ける
  2. いっそのこと諦めて、とりあえずの記事を書く

今こうしてあなたが読んでいる記事は、
(あなたや私にとっては)残念ながら、
“諦めたことで書けた”とりあえずの記事です。

正直いってこの記事は私が理想としていた記事よりも、
はるかに低いクオリティの記事になっていると思っています。
そういう意味では、読者のあなたには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし、この記事を完成させて公開させたことは私にとって高い価値があります。

ブログ記事を1つ書き上げたという経験を得たからです。

理想イメージはゴミの壁

私達が物事に取り組む前に、頭の中で思い描く理想イメージは幻想です。

その証拠に私が理想としていた記事がどのようなものだったか書き出してみても

  1. 興味がわく面白い記事であること
  2. 論理構造が素敵で、読んだ人が思わず納得するもの

といった抽象的で全然役に立たないものしか出てきません。
こんなイメージでは、1文字も筆が進まないのは当たり前です。

この例からもわかるように私達が頭の中で思い描いているものは、実際に文字にすると全然はっきりしていないことがよくあります。

自分の頭の中で勝手に高い壁を作って、実践することを難しくしているだけです。
使い物にならない「ゴミの壁」です。

であれば、いっそのこと
「最初から理想のイメージを完全に諦める」という考えの方が秀逸です。

なぜならば、最初から完全に諦めることで、まず完成させるという次の一歩につながる行動ができるからです。

ブログ記事で言えば、
1文字も書けない状態で、完成しない白紙の画面を見つめてても文章はうまくなりませんが、
たとえ、ひどいクオリティだとしても記事を書くことで、経験として蓄積され、次の記事以降で良い記事が書ける可能性が出てくるからです。

当然、これはブログ記事に限った話ではありません。

やり続けられるようにゴミの壁は取り除く

初めてやることで最も大事になるのは
やり続けることです。

天才的な才能があるわけでなければ
最初にできるものは、最も下手なものです。

であれば、もはや理想的なイメージを作り上げる必要はなく
一番下手な最初を手っ取り早く終わらせて
さっさと次の作品のクオリティを高めることがかしこい戦略だったりするわけです。

今日伝えたいことは、こんな感じです。
ありがとうございました。